片付け、整理整頓は、誰しもがぶつかる課題なのではないかと思っています。
かくいう私も、定期的に断捨離や大掃除をして、この課題に向き合っています。
リビングが、ダイニングが、デスクが、片付かないなぁ…と思っている、そこのあなた。
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片付かないのには、理由があるんだよ。
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そう言われたら、その理由、知りたくないですか?
その理由が書かれているという、話題の本を読みました。
Contents
「すごい片づけ 9つの極意」とは?
今回読んだのは、「すごい片づけ 9つの極意」(はづき虹映・著)。
前半は、自分の中にあった「片づけ」の定義を見直すヒントが書かれています。
ズバリ、”私にとって「片づけ」とは何か?”を自分に問ういい機会です。
不思議なことに、片づける意味を自分で感じると、積極的に片づけたくなんですよね。
この本を読んだ価値が十分にあったね。
後半は、具体的にどんな風に片づけたらいいかが書かれています。
正直、全部実行することはありませんでしたが、数秘術を使った解説は、他にない切り口で、とてもおもしろかったです。
片付かないものが積み上がっているそこには、気づいていない自分の才能が埋まっているかもしれない、そう。
大掃除に備えて、やる気になるために読み始めた本ですが、完全に違う部分のやる気も刺激されました。笑
「片付け」とは、自分の思いに決着をつけること
「片づけ」って、日本人特有の概念だそうです。
本の中でも筆者が言っているんですが、英語で表してみると確かにわかりやすい。
・掃除する=cleaning
・収納する=put away
・整理する=put in order
確かに、3つとも”片づける”の言葉が含む意味ではあります。
でも、それぞれ1つだけでは、日本人が言うところの”片づける”と言う言葉が持つニュアンスは伝わらないですね。
筆者は、次のように言っています。
「片づけ」とは、「自分の思いに決着をつけること」。
引用:「すごい片づけ 9つの極意」第1章 あなたが片づけられない本当の理由
あなたの思いにカタをつけない限り、お部屋をどんなに片づけたとしても、「片付け」が終わることはありません。

「片づけは、テクニックではなくて、メンタルだ」と筆者が言う通り、確かに、掃除も収納も終わったかどうかはわかりやすいけれど、片づけだけは、本人にしかわかりません。
整理整頓が苦手な友人は、「片づかなくて・・・」と日常的に言っているし、お掃除上手な友人の場合、「片づいてなくてごめんね!」と言われても、どこが片づいていないのか、全くわからないくらいピカピカだったりする。
極端に言えば、本人の心の持ちようが「片づけ」のすべてだとも言えます。
”自分の思いに決着をつけること。”
いろんな切り口で書かれていますが、この本が述べていることは、究極はこれに尽きる気がします。

片づけたいモノは、エネルギーを注いで来た結果
私の夫は、洋服が大好きで、次から次へと洋服を買い、転売し、また買い・・・を繰り返しています。
(洋服は私の5倍くらいあります。)
夫の”大好き”エネルギーが、洋服に注がれて来た結果、あのクローゼットがあるのか、と考えると、妙に納得しました。
私の場合は、(数年前にかなり処分しましたが、)食器・キッチングッズでしょうか。
(本書の第3章で、「「キッチン」を片付けられない本当の理由」という項目があるんですが、特に、キッチン片づけが苦手な方には是非読んでいただきたい。共感すると思う。笑)
見えるモノとしては、存在はしていませんが、写真のデータ、動画のデータもなかなか捨てられません。
自分がたくさん所有しているものは、自分が”好き”なエネルギーを注いで、集めた結果。
集める時も、片づける時も、それを意識すれば、身の回りにあるものが、絶対にお気に入りだらけになると思いました。
豊かさは床の面積に比例する
新しい(今の)家に引っ越したとき、最初に決めていたことがあります。
それは、「床に、モノを置かないこと」「モノはすべて収納する(見える場所には置かない)こと」の2つ。
賃貸マンション住まいである我が家の場合、このマンション(モノを置くスペースも含めて)をお金を出して借りているわけです。
広い場所を借りたら、またモノで狭くなる、という現象だけは、絶対に避けたいと思いました。
狭いと感じながら暮らすのではなく、ゆったりと落ち着いて、広々と暮らしたい、というのが私の夢だから。
筆者が、豊かさの象徴である、高級ホテルやブランドショップ、高級旅館などのラグジュアリー空間を例に挙げて、次のように語っていました。
「本当の豊かさ」に至る、この仕組みが理解できれば、お家の中をどんな風に片づければ、より豊かに暮らせるのかは、推して知るべし。
引用:「すごい片づけ 9つの極意」第4章 片づければ片づけるほど、豊かになれる!?
お家の中においても、何もない空間を設け、それを広げていくことが、本当の豊かさを引き寄せることになり、そのために片づけていくことが、より豊かさの必須条件となるのです。
あれも、これもと抱え込むよりも、何もないからこその贅沢、何もないからこその余裕、これらが人にもたらすものは「豊かさ」だそう。
例え、私のような普通レベルの家庭でも、今や時代は、量から質、これに尽きるのかもしれません。
豊かになるために、「片づけ」は必須!
片づけとは、過去の思いに決着をつける(カタ)をつけることだと、筆者は何度も言っています。

片づけるべき環境にあるということは、すなわち、過去を見つめているということ。
でも、今よりも変わりたい、豊かになりたいと思ったら、未来を見つめて前を剥きたい・・・
ということは、早く片づけをマスターして、未来に向かって歩んでいく必要があります。
片づけをするということは、豊かになるための必須条件であり、未来に向かうための第一歩とも言える。
何事も、自分の周りを整えて、前髪しかないという幸運の女神の到来を待ちたいと思います。
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