マタニティライフ

両親学級の内容と詳細レポート②新米パパ・ママの初体験

妊娠、出産、育児など、夫婦でともに学べる機会の一つである両親学級。
今回、第一子を迎えるにあたり、夫とともに実際に参加してみた詳細レポート、第二弾。
講話・座学が多かった前半と比べ、後半では、実践的な体験学習でした。

両親学級は、主催団体により内容は様々と言いますが、今回は名古屋市の各区が開催しているもの(「パパ&ママ教室」という名前でした。)に参加してきました。

うさぎ
うさぎ
妊娠中の毎日の日記は、こちらのブログで公開中だよ。

両親学級の内容と詳細レポート①妊娠期ママがやらなければならないこと 妊娠、出産、育児など、夫婦でともに学べる機会の一つである両親学級。今回、第一子を迎えるにあたり、夫とともに実際に参加してみました。両親...

パパの妊婦疑似体験

まず最初の体験学習は、「パパの妊婦体験」。

男性が「妊婦体験ジャケット」(赤ちゃんを想定した重りがついたもの)をつけて、”妊婦”の疑似体験をしてみる、というものです。
ジャケットの重さは約7kgで、妊娠約8ヶ月相当の想定です。

恐る恐るジャケットをつける夫。
助産師さんが装着を手伝ってくれました。
突然、胸とお腹に(肩と腰にも)重さを感じて、夫は、違和感が隠せない様子。笑

装着してただ立つだけじゃなく、寝る・階段を上り下りする・しゃがんで立つ・落ちたペンを拾う…など、助産師さんから、日常動作を指示され、その通りに動く、という体験もありました。


筋トレで身体に負荷をかけているのには慣れている夫ですが、そんな夫でも、「これで9ヶ月間、生活するのは大変なことだよなぁ。。。」としみじみ言っていました。

しかも、この体験で経験できるのは、わかりやすい身体の重さだけ。

「ここに、つわりやホルモン変化、むくみなどのマイナートラブルが加わるんですよ。」という助産師さんの言葉を神妙な顔つきで聞いている夫の横顔が印象的でした。

妊娠中の奥さんを労るとか、妊婦さんに席をゆずるとか、世の中で当然と思われていること(頭で理解していること)でも、こうやって体験してみるのと、その大切さは実感値がまるで違ったようです。

妊婦体験は、こういう機会でもないとできない体験だったので、今回、夫婦で経験できてよかったです。
(このジャケットをレンタルして、丸一日、これで日常生活を送ってみてほしい気もします。笑)

とり
とり
体感してみると思っていた以上に、動きづらかったよ。
世の中の妊婦さんやママさんたちを改めて尊敬!(夫)

沐浴体験

続いては、沐浴(新生児のお風呂入れ)体験。
まだ首が座っていない小さな新生児をお風呂に入れることは、想像以上に一苦労。

実際に体験で使用させてもらった、約3kgで首が座っていない(ぐにゃぐにゃ動きました!)赤ちゃんでした。

沐浴方法を忘れないように、以下にメモ!

新生児 沐浴方法

①沐浴の後に使用する、タオル、肌着、オムツなどを準備する。

②赤ちゃんに「これからお風呂だよ!」と声をかける。
※これ大事!突然持ち上げられてお風呂に入れられると、赤ちゃんはびっくりするらしい。

③(洋服を着た状態で)まずは、濡らしたガーゼで、顔を拭く。
顔面を3・8を描くように拭く。
目は、目尻から目頭へ(外から内側へ)向かって拭く。

④洋服・オムツを脱がせる。

⑤ベビーバスに入れる。
(直接お湯がかかると驚く赤ちゃんも多いので、身体の上にガーゼなどをのせておくと安心する。)
●赤ちゃんの抱き方
左手の親指と人差し指で赤ちゃんの首を軽く掴み、他の3本の指は赤ちゃんの身体に添える形で、頭と首を支える。

⑥左手で頭・首を支え、右手にベビーシャンプーをつけて、頭を洗う。
頭を洗い終わったら、冷えやすいため、頭だけ先に洗い流す。※洗い流す時は、直接シャワーはかけず、濡らしたガーゼで泡をふき取る要領。

⑦次に、ベビー石鹸で首→腕→身体→足→股の順で身体の前面を洗う。
基本は、外側から心臓へ向かって手を滑らせる形で洗う。

⑧前面を洗い終わったら、背面を洗う。
手→背中→足→お尻の順で、外側から心臓へ向かって手を滑らせる形で洗う。

●赤ちゃんの抱き方
赤ちゃんの左脇に右手のひらを入れ、赤ちゃんの顔を右腕にのせる。赤ちゃんの腕は、両方とも右腕にのせておくと赤ちゃんが楽な姿勢が取れる。

⑨最後に、差し湯をして身体全体を洗い流して終了。

⑩身体を拭き終わったら、すぐにオムツをする。
※身体があったまって、気持ちが良くなると、お風呂上がりすぐにオシッコをしてしまう赤ちゃんは多い。

↑赤ちゃんの顔の拭き方(手ぶれごめんなさい!)

お風呂上がりは、大人と同様、赤ちゃんも喉が乾くので、母乳やミルク、白湯などで水分補給をしっかりしてあげることが大事だそうです。

オムツ・お着替え体験

続いて、赤ちゃんのオムツ・お着替え体験。

一度もやったことがなかったので、難しそうなイメージがありましたが、やること自体は、決して難しいものではありませんでした。

ただし、これは、身動き一つしない人形だからこそ。笑
実際の赤ちゃんは、動いたり、泣いたりと意志があるので、なかなか台本通りにするのは難しいのかもしれません。



でもこれも、「回数を重ねれば、すぐに慣れるものですよ。」と助産師さんがおっしゃっていましたので、実践あるのみですね。

オムツ、お着替えの注意点も忘れないように、以下にメモ!

新生児 オムツ・お着替え 注意点

①最初にすること
オムツを替える時、着替える時は、抱き上げる前に、必ず赤ちゃんに声をかける。※例:「オムツ替えるよ〜」「着替えようね〜」など。

②新しい洋服の準備
脱がせる前に、まず着替えをしっかりと準備しておく。
 肌着(短下着・長下着)とロンパース(洋服)をあらかじめ、組んでおく(ロンパースの下に肌着の袖などを通しておき、赤ちゃんの袖通しは1回で終わらせる)と、時間短縮になって楽。

③新しいオムツの準備
オムツを止めるテープを開けて、そのままにしておくと、洋服や赤ちゃんの肌にくっつくことがあるので、内側に折り込んでおくとスムーズ。

④洋服を脱がせる
着ているものを脱がせる時は、まず手から。
 赤ちゃんの腕を引っ張るのではなく、洋服から赤ちゃんの肩を抜いて赤ちゃんの肘を持って、洋服を引き抜くとスムーズに脱がせられる。

⑤古いオムツを外す
ウンチの時は、汚れているので、肛門付近を必ず拭く。
女の子の場合は必ず、前から後ろ(お尻)に向かって一方通行で拭く。
男の子の場合は、タマタマの裏などにもつきがちなので、しっかり拭く。

お尻を拭くときには、足を上にあげて引っ張り上げるのはNG。
両足・両足首を持って、お尻の方に押すとお尻が上がるので、そこでお尻を拭くのが適切。
※古いオムツを外す前に、下に新しいオムツを差し込んでおくと、替えるときにスムーズ。

⑥新しいオムツをする
オムツの上部が、おへそあたりにくるくらいを基準にオムツをする。
(新生児期は、おへその上になることもある。)
紙オムツの場合、オムツをした後、足の周りのギャザーがしっかり立っているかを指を入れてチェックする。
※ギャザーが立っていないと、そこから漏れる場合があるので注意。

⑦新しい洋服を着る
両手で赤ちゃんを抱き上げて、新しい洋服を重ねている上に寝かせる。
着るときもまずは、手から。
洋服の袖に、大人が手を入れて(手側から身体側へ)たくし上げて、赤ちゃんの手と大人の手を握手させる形で、赤ちゃんの腕を洋服に通す。

肌着は、着物のようになっているものが多いので、左を上にして紐やボタンなどを結び、完成。

授乳(ミルクやり)体験

最後の体験学習は、授乳(ミルクやり)体験です。

授乳方法は、いろんなやり方があり、正解はないそうです。
赤ちゃんとママが楽にできる方法を模索してください、とのことでしたが、今回は、基本の横抱き方法をメインに教えてもらいました。

正直、人形を抱いて行ってみましたが、沐浴や着替えと違って、あまり実感がわきませんでした。自分の胸で授乳をする、という感覚がまだ備わっていないからでしょうか…笑
実際にやってみたら、きっと今回教えてもらったことが実感値として理解できるのかもしれません。

こちらも、教えてもらったことをメモで残しておこうと思います。

授乳・ミルクやり

基本の授乳姿勢(横抱き)
授乳で一番オーソドックスな形とのこと。

①ママが状態を起こした状態で座る。
②飲ませる側とは逆の腕に赤ちゃんを乗せ、飲ませる側の手はおっぱいを支える。
(左側のおっぱいをあげる時は、右手で赤ちゃんの首と頭を支え、右腕で赤ちゃんの身体(背中〜お尻)を支え、左手でおっぱいを支える。)
※赤ちゃんの頭と首を手で支えているので、新生児の授乳期にはこれが一番おすすめ。

※まだまだ小さい新生児や首が座っていない赤ちゃんの場合は、赤ちゃんとママの膝の間にクッションなどをおき、高さを出すことで楽な姿勢を取りやすくなる。


チェックポイント
・赤ちゃんの顔と身体が同じ方向を向いている(ねじれていない)か。
・赤ちゃんの顔と胸が平行かどうか。
・ママが猫背になっていないか。(猫背は肩こりや腰痛の原因になる!)

そのほかにも、フットボール抱き(脇抱き)や縦抱き、添い乳なども教えてもらいました。
テクニックやコツが必要のようで、新米の私には難しそう…という印象でしたが、方法は一つじゃないと知っている、のは大事なことですね。

実際に授乳してみて、赤ちゃんや自分の一番いい方法を模索していく時の参考にしたいなと思います。

助産師さんオススメの哺乳瓶

病院によっては、出産前の準備リストに掲載があるという「哺乳瓶」。
助産師さん曰く、「母乳の出具合や赤ちゃんとの相性は、生まれてみないとわからないので、必要になってから購入してもいい」そうです。

哺乳瓶にも様々な種類があり、もしも購入するなら、これがオススメ…という三種類を教えてもらいました。

①母乳がうまく吸えない赤ちゃんにオススメの哺乳瓶

まず1つ目は、PIGEONの「母乳相談室」。
母乳をうまく吸えない赤ちゃんが、吸えるようになる訓練をするための哺乳瓶だそうで、赤ちゃんが吸い付いた時の感覚が乳首と似ているそうです。
桶谷式母乳育児推進協会でもオススメしているものだそう。
母乳中心に行きたい人が哺乳瓶を使うなら、これがいいよ!とのことでした。

もう一つは、同じPIGEONの「母乳実感」。
プラスチックや大きいサイズを希望の場合は、こちらでも同じような効果を実感できるそう。

ただし、どちらの哺乳瓶もくわえ方や飲み方によっては、赤ちゃんが飲みづらい場合も。
飲みきるまでに時間がかかることもあるそうなので、そこは考慮が必要だそうです。

スピード重視ではなく、あくまで母乳を吸っている感覚と似ていることが評価されている哺乳瓶のようです。

②赤ちゃんが飲みやすい哺乳瓶

最後は、雪印の 「Bean Stalk(ビーンスターク)」。
こちらは、上記とは逆に、どこを加えても一定のスピードで出てくるので、赤ちゃんが飲みやすい哺乳瓶。
完全ミルクで行くと決めた場合は、こちらを利用する方も多いのだとか。

母乳と併用する場合、最初から、この母乳瓶に赤ちゃんが慣れてしまうと、母乳を飲むときに飲みづらいと感じてしまう可能性があるので、注意が必要だそうです。

参加した感想・まとめ

今回は、前回と比較すると出産後のより実践的な体験学習がたくさんあって、赤ちゃんとの暮らしをよりリアルに経験することができました。

全く動かないマネキン赤ちゃんに対してでさえ、腰が引けてしまう私たち夫婦でも、生まれてきた赤ちゃんにしっかり対応できるだろうか…と一抹の不安もありますが、出産前に夫婦でこうやって体験したことは、とても貴重な時間でした。

特に夫は、妊婦体験をしたり、赤ちゃんの泣き声を聞いたりして、改めて”親”になるんだなぁという実感が出てきたようです。
なかなか家ではできない経験だったので、「参加してよかったね!」と夫婦で話しています。


母親と違って、赤ちゃんが生まれてからでないと、親の実感が持ちにくいという男性。
出産前から、こういう形で男性が出産や育児に関わりを持つ機会を、今後も社会全体として、積極的に展開していってもらいたいと切に感じます。

そして、まだまだ妊娠した実感が湧いていませんでしたが、物理的にこうやって覚えていかなければならないことが目の前に現れると、いよいよ本当に産まれてくるんだな!とワクワクもしてきました。
トツキトオカと言いますが、振り返ってみれば、ここまで(妊娠6ヶ月)あっという間でした。
あと数ヶ月で我が子に会えるんだなぁと思うと、心配も不安もありますが、やっぱり楽しみが一番です。

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